【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」
「……私、萩原さんのこと…もっと知りたいです。私のことももっと知ってもらって…、離れたくないって…思われる人になりたいです」
精一杯の気持ちを口にして、胸が激しいくらいに動いて息苦しくなる。
「私も……、今の言葉を聞いてもっと好きになっちゃいました。こんな私ですけど…、これから先も…萩原さんと付き合いたいです」
自分から告白なんてしたことがなくて、声が震えて…上手く言えているか自信がない。
不安になって下唇を少し噛むと、萩原は寝そべったまま片手を伸ばしてくる。
萩「…ちゃん。おいで」
伸ばした手は包み込むように頭を撫でられ、優しく…優しく扱われる。
ドクンドクンドクン…
(……萩原さんの心臓の音…)
萩「ちゃん。そこ、聞かれるの恥ずかしいんだけど」
ちょうど心臓のところに身体を預けてしまい、萩原の言葉を聞いて慌てて離れる。
「…あ。ごめんなさい…っ」
萩「あ、いや…いいんだけどね。ぷぷっ…もう、ちゃん素直に謝るとか可愛すぎ!お触りだけで我慢しようと思ってたけど、襲っちゃうよ?」
「お願いします」
萩「え?!」
「え?」
てっきりそのつもりで来たんだと思っていたは萩原と顔を見比べて、また「ぷっ」と噴き出して笑い始めた。
萩「あははっ、あ~俺ってやっぱ軽いのな。まあそうか。そうだよな。じゃあ遠慮なく」
「え、いや…あの…」
萩原の飄々しい眼差しが熱くなったように、ギラリと艶めいた目で見詰めてくる。
萩「もう着火しちゃったもんね。ちゃん、本気で嫌がらないと…全部食っちゃうから」
「ん…、」
離れかけた身体を引き寄せられ、後頭部を抑えられて唇が重ね合わせる。
一度長いキスを終えるとほんのりと見つめ合い、今度は覆いかぶさって唇を塞いだ。