【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」
萩原はが横に座ったのを確認すると、後ろのシーツに両手を置いて天井を見上げて視線を移す。
萩「ちゃんってさ、あの元彼くんと付き合ったのが初めて?」
「……はい」
萩「高校から、ずっと?」
「…はい。高校2年生の…夏の終り頃です」
萩「ってことは、17だから…3年になるのか。結構長いね」
「そう…ですかね…?」
テンポよく話し掛けられ、いつものペースだ。声を出すと少しずつ緊張も解れてきて、萩原は思い出したように半笑いを零す。
萩「俺、最長でも半年持ったことねーもん。俺基準にしてもって感じだけど。いっつも俺がフラれるんだ。股掛けてるんでしょって」
「え。股掛けしてるんですか…?」
突然の股掛け発言には目を瞬かせる。
萩「いやいや、付き合った子が勝手に思ってるだけで俺は何もしてないよ?浮気の範疇は人それぞれだけど、ちゃんはどこから浮気だと思う?」
「え。ええっと……」
また萩原のペースに乗せられて、質問の答えを考える。が反応に困っている様子を見て…。
萩「たとえば挿入したらアウト、キスしたら、ハグしたら、手を繋いだら、二人きりで会ったら、異性と連絡先を交換したら、しゃべったら…。ちゃんはどこまで許す?」
と、具体的な例を挙げてきた。
付き合った男にされたら嫌なこと。
知らない間に勝手に会われるのは嫌だし、不純な行為に及んだらそれこそ傷つく。状況は何にしろ…。
「……異性と会うことや喋ることを許しても、下心があったら…やっぱり嫌です」
はきっぱりとそのことを口にした。