【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」
(……寂しい…)
ふとそんな言葉が頭をよぎる。
雄星と別れたから寂しいのか、優しさを知ってしまったから甘えたい寂しさなのか、この感情を性交渉へと転換していいものなのかと頭を悩ませる。
降「さん。お風呂どうぞ」
「……」
降「さん…?」
降谷に顔を近づけられるまで全く気付かず、慌てて席を立ちあがる。
「え、あ、はいっ、お風呂…ありがとうございます!!行ってきますっ」
はバタバタとその場から去り、その様子を萩原はチラッと目を向ける。真ん前で話していた松田はにやりと笑って、グラサンを下にずらす。
松「アイツになんか言ったな?」
萩「あとは…ちゃん次第ってとこかな」
松田にそう言われた萩原は飄々と笑い返した。
チャポン...
は湯舟に入りながらも考え続け、いつもより念入りに体を洗う。与えてもらった部屋に戻り、どうしていいものかとソワソワする。
──好きか嫌いかと聞かれれば、好きだ。
簡単に身体を開くような女だと思われたくない。けれど心は欲していて、考えれば考えるほど誰かに縋りつきたくなる。
コンコン…
「……はい」
扉を開けると萩原が立っていた。「入っていい?」と聞かれたのでコクンと頷き、扉が閉まっていよいよかと心拍音が弾けだす。
萩「ちゃん。ここに座って。ちゃんに嫌われたくないからムリヤリ抱こうとかしない。安心して?」
「…は、はい…」
誰でもいいなんて、そんなに都合よく考えたくない。
は萩原に促されて、ベッドの片隅に腰を下ろした。