【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」
この中では萩原が一番話しかけてくれていた。たくさん話しているのに掴みどころがなくて、は本気にしていいのか戸惑ってしまう。
その横から長い手が伸びて、耳元に熱を感じる。
萩「──ちゃん。帰ったら部屋に行くから、考えといて」
「っ」
花火を選んでいると萩原に小さく低い声で耳打ちをされ、いつもの陽気な声を出して離れていく。
萩「じゃあ俺はこれにしよっと!2本持ち~」
松「熱っ!!てめ萩原!!」
萩「あははっ」
彼はどこまで本気なのだろう。
軟派男と弄ばれそうな恋をして…、火花のように一瞬だけ焚き付け散っていくのも今の自分には必要なのかもしれない。
未知の恋愛…。
どの先を想像するなんて、目に見えてる結果が映る。
花火の後始末をしっかりしてからコテージに戻り、それぞれ順番にお風呂に入る。は「ゆっくり入りたい」と理由を付けて最後にしてもらい、テラスで酒を飲んでいる萩原の横顔をチラッと盗み見る。
(部屋に来るって…、そういうことなんだろうな……)
付き合うことを許せばきっと抱かれる。断ればいつも通りの顔になって、甘い言葉を吐かれることも無くなる。