【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」
あるところまでやってくると萩原は「はいストップ」と足を止める。
降「事故だけは起こさないでくれよ」
諸「ゼロ、二人のこと信用しようよ。楽しみだ」
伊「たまや~」
萩「じゃあ行ってくる」
萩原はウインクをして暗闇の中に消えていき、広場の静かな空気が流れる。そして着火されると…。
ひゅるひゅるひゅる…どん
伊「うお。あがった」
「わあ…キレイ」
降「悪くない」
諸「ふふ。ゼロは素直じゃないな」
闇夜に打ち上がる閃光の花火。
キラキラと一瞬だけ空が七色に色づいて、不規則に顔を照らし出す。
チリチリチリ…
バッ…バンッ…
ドゥーーーン…
パララララ…
連続して打ち上がる花火。
いつしか儚い花火は終わってしまって、気付くとバシュゥゥウ…と足元に回転した火花が踊り出す。
「きゃあっ」
降「おい!危ないだろ!!」
さらに追い打ちをかけるように、暗闇の中から閃光のすすきが走ってくる。
萩「いえーい!!」
伊「あほ!花火持った手で追いかけてくるな!!」
松「おら逃げてみろ!!」
諸「ちょ、ちゃん逃げて!!」
「は、はいっ!」
食後の運動かのように全力疾走し、花火の光も果ててしまう。
萩「うぇー…ぃ、お??あ~終わっちゃった」
伊「終わっちゃった、じゃねえよ!!酒飲んでんのに全力で走らせんな!」
降「まったく…お前らってやつは」
松「打ち上げは終わりだ。あとはこいつで楽しもうぜ」
感動していたのに驚かされ、呆気にとらわれて面白おかしく笑ってしまう。
萩「ちゃん。楽しかった?」
「はい。すごく楽しかったです」
萩「なら大成功だ。ここから好きな花火とってね」
段ボールの中には色んな手持ち花火があり、手前にあった一つの花火を手にとる。ブリキバケツの中にある蝋燭で火をつけようと思ったが、ちょうど火が付いた花火が目に入り…。
分岐ENDとなる選択肢です
→ 花火で着火する[このまま次へ]
→ 蝋燭で着火する[210ページまで移動]