【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」
それから1時間ほど経ち、車を運転した萩原だけが戻ってくる。
萩「ちゃん、お待たせ~。準備できたよ」
「あ、萩原さん。おかえりなさい」
降「よし。じゃあ行こうか」
伊「すごい量買ってきたんだろ?思ったより準備早かったな」
ひらひらと戻ってきた萩原は片目を瞑って、「おたのしみ」と意味ありげに微笑む。
萩「俺と松田が組めばちょちょいのチョイだぜ。あ、ちゃんは助手席どーぞ」
を助手席に案内し、車に乗せようとしたところ…。
「ありがとうございま…」
ゴッ
萩「だ、大丈夫!?ちゃん酔ってる?!」
車に乗り込もうとしたは鈍い音を鳴らして頭をぶつける。
「いえ…真っすぐ歩けますし酔ってないです。すみません…」
諸「ちゃんってドジっ子だよね」
萩「ああ…。頭にたんこぶ作らないようにね。(ドジっ子とかツボなんだけど…!!)」
萩原は労わるように小さな頭をなでなでする。車を走らせてやってきたのは近くの広い原っぱの公園。花火をする前準備とは何だろうと思いつつ、車から降りる。
萩「頭、気を付けてね。あと足元も」
「な…何もないところでは転びませんから」
靴ひもが切れたのは例外として、付け加えて萩原たちにまたクスクスと笑われてしまいは顔を赤くする。
萩「お手をどうぞ、お姫様。転んで青タン増やしたらみっともないですから」
「萩原さん。完全に私のこと子ども扱いしてますね…?」
萩原の急な態度の扱いには訝しげに視線を向ける。
萩「だってちゃん可愛いんだもん。ちゃんの手、ちょっと冷えてるね」
降「みたいだな。上着持ってこれば良かったか」
「いえ、大丈夫です。体の芯は熱いので」
降「そう?」
萩原に手を握られ、その横から逆の手をとったのは降谷。
その後ろから残された二人はぽつりと呟く。
伊「出遅れたな、諸伏」
諸「伊達の方こそ」