【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」
得点は良いところまで行くのだが最後の一本が決まらず、降谷・諸伏ペアに連続ゲームを取られてしまう。
(試合に集中できてないわけじゃないんだけどな…)
伊「嬢ちゃん」
「は…はい?」
不意に後ろから名前を呼ばれ、伊達は面白い顔を見せるように自分の頬を指で押し上げる。
伊「笑顔笑顔。そんな落ち込んだ顔してちゃ幸せが逃げていくぜ?」
「……。ふふっ、そうですね!笑顔笑顔っ」
伊達に言われて試合の楽しむことを思い出し、ゲームは1つしか取り返すことはできなかったけれど良い試合ができる。
諸「ふ~、ギリギリだった。ちゃん、打つたびに上手になるね」
「試合は負けちゃいましたけど楽しかったです。誘って頂いてありがとうございましたっ」
降「元々の素質がいいんだろうな。また一緒にやりたいよ。今度は俺とペアで」
「そうですね。機会があったらぜひお願いしますっ。伊達さんもありがとうございましたっ」
伊「おう。俺も楽しかったぜ」
諸伏、降谷、伊達とも試合後の握手を交わし、タオルで汗を拭いながら帰る支度を始める。すると…。
─「あの~、この後ってご飯食べられるんですよね?」
萩「ん、さっき応援してくれた子たちだよね。ありがとう。この後、こいつらでBBQするんだ」
─「あっ、そうなんですね!偶然ですぅ!私たちもBBQ予定してて良かったら一緒にどうですか!?」
松「あ?」
降「悪いけど久しぶりに集まった仲間だけでやりたいんだ。こうして集まるのも珍しくてね。身内だけで話したいこともあるんだ」
─「あ…、そうなんですね…」
このまま盛り上がっていく雰囲気だと思ったのだが、降谷はきっぱりと断り、女性陣はしょぼんと顔をして立ち去っていく。
(そっか…。久しぶりに集まったんだもんね…。私も……帰らなきゃな…)
女性たちの誘いで気付かされる。ずっとあそこへ入られない。本当に帰る場所があるのだから…。