【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」
他の男たちも整った顔だと思ったのだが、松田は粗暴な言動にも関わらず見惚れてしまうほどの綺麗な顔立ちをしていた。近くにやってきたその顔を無意識に見上げていると、視界がグレーに変化にする。
松「ふっ…。小っせぇ顔。預かってろ」
「は…はい…。松田さん、頑張ってくださいね」
松「…ぉぅ」
萩「じゃあ俺も本気モードと行きますか」
松田はグラサンを外し、萩原はポケットに隠し持っていた髪ゴムで長髪を束ね、グレードアップした二人。
は松田のグラサンを掛けたまま試合観戦する。
ざわざわ…
(ん?何だか騒がしい…)
球の打ち合う音のほかにコソコソと人の話し声が聞こえ、顔を向けるといつの間にかギャラリーが増えている。
(すごい試合だからな…。魅入っちゃうのもわかるかも)
ダァンッ
松「っしゃあ!」
「「「きゃ~っ!」」」
萩「ありゃ。ずいぶんギャラリー増えてんね」
諸「ごめん、ゼロ」
降「どんまい」
女扱い慣れしている萩原は歓声があがった方に手を振り、そのほか三人は試合に集中しているようで相手になどしていない様子だ。
得点が決まるたびに黄色い声が響き、降谷・諸伏ペアがリードする形でラスト6ゲームが始まる。
─「ねえねえ、誰のこと一番応援してる?やっぱり金髪のイケメン?」
─「なに言ってんのよ。あの癖っ毛のイケメンに決まってるじゃないっ」
─「私は長髪のイケメンかな~」
─「軽いわね。キリッと爽やかな目元の彼、絶対狙うならあのイケメンよ!彼女いるのかなぁ」
(応援っていうより明らかに狙ってるよね…。みなさんイケメンだし、親切な人柄がにじみ出てるんだね)
ラストゲームは萩原・松田ペアが勝ち取り、3-3で同点終了。
まだ見守るギャラリーの中で降谷・諸伏ペア対・伊達ペアの試合がスタートした。