【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」
伊「バーニング!」
ダァン…──っと、力強い弾丸が相手コートに打って落とされる。
諸「フィフティーン・ラブ」
萩「おいおい。あれで利き腕じゃねえとか泣けるわ」
松「ちっ…。容赦ねぇな」
「(早くて全然見えなかった…。頼もしい…!)伊達さん。ナイスサーブです!」
伊「おう。まだまだ、行くぜ」
調子付いた伊達は次々と強烈なサーブを打ち込み、萩原・松田ペアをサーブだけで追い込んでいく。
諸「フォーティ・ラブ。ゲーム」
萩「うわ、嘘だろ…。いいとこナシじゃん。松田~」
松「うっせ。次、取り返せばいいだろっ」
伊「ナイス、アシスト。嬢ちゃん」
「はいっ、ありがとうございます!」
パンっと脇にラケットを挟み込んで両手でハイタッチし、2ゲーム目が始まる。松田にすっかり火が付いたようで得点の競り合いが続く。
5ゲーム目は何とか・伊達ペアが獲得し、ラストゲームのラリーの音が響き渡る。
松「このっ…!」
伊「ふんっ…!」
松「ふっ…!」
「ほっ…!」
萩「ロブ…もらったぁ!」
松「打つな!カバー!」
松田に声をあげられ、萩原は甘い球を返してしまう。
伊「へっ…、おりゃあ!」
松「ちっ!萩原、今のは誘い球だ!まんまと釣られやがって…!」
萩「ごめんごめ~ん。ちゃんの誘いに答えたくって~」
諸「フィフティーン・オール」
伊「ナイス、嬢ちゃん」
「はいっ!」
パシッと手を叩き合い、は額の汗を拭う。
屋内テニスだとはいえど季節は夏。運動量は激しく、服で汗を拭う男たちの腹筋がふと目に入る。
(いま気づいたけどすごい筋肉…。普通じゃあんなに割れないよね…)
は身近な男性を思い浮かべ比較する。
試合は・伊達ペアが掴み取り、間もなく次の試合が始まろうとしていた。