【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」
伊「テニスってのは足腰を使うスポーツだ。ボールにいち早く反応するためには静止から動き出すんじゃなく、軽いステップをイメージする」
伊達をお手本にしては足踏みを始める。
伊「いいじゃねーか。前衛になるとより動きを求められるからな。次にコートの使い方なんだが……」
伊達はそのほかにダブルスでのポジション確認、ラケットの握り方、ショットやロブのコツを丁寧に教えてくれる。
パコンッ
伊「お。嬢ちゃん、体の使い方上手だな」
「いえ。伊達さんの教え方がとても分かりやすくて体に馴染みやすいです」
伊「そう言ってもらえると嬉しいぜ。次はもうちょい足を開いて…」
伊達は何のいやらしさもなくの腰に触れ、その様子をグラサンを光らせて見ている男が一人。
松「萩原…。アイツに触り過ぎじゃねえか…?」
萩「ん?普通に教えてるだけでしょ」
松「見ろよあれ…。触り過ぎだぞ…。腰細えなオイ」
萩「まあ…ちょっと穏やかじゃないね。グラサンで視線バレないからって、ちゃんの色んなところジロジロ見んなよ」
松「これは貸さねーぞ。俺の必須アイテムだ」
時を同じくして、作戦会議中に真顔で目を光らせている男が一人。
諸「ゼロ。聞いてるか?」
降「ああ、聞いてる。続けてくれ」
諸「……二人のこと気になるのはわかるが、顔がこわい」
降「表情に出ないように気を付けていたんだけどな。ヒロにはバレるか」
諸「でも気になるよな…。なに話してるんだろ」
そして伊達に戻る。
伊(すげえアイツらに見られてる気がする…)
「伊達さんっ、こんな感じで体全体で捻るイメージで合ってますか?」
健気にこなすの姿を見下ろし、伊達はふわりと香る匂いに鼻をスンスンしてしまう。
伊「(って俺の馬鹿!真面目な時になに考えてやがる…!)……あ、あぁ…いい線してんじゃねーか!」
煽られた欲情を熱気で吹っ飛ばし、伊達は気にしないとばかりに豪快に笑い声をあげた。
はCチームだが連戦はこたえると気を利かせ、順番を入れ替えて諸伏が審判を務める。
は松田にジャンケンに勝ち、伊達のサーブから始まった。