【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」
玄関を上がるなり、弦は詰め寄ってきて顔を覗き込んでくる。
弦「、お前…。今までどこ行ってたんだ?」
「心配かけてごめん。それともう会えない」
弦「え?」
弦の後ろから顔を出した宇汰は、困惑した表情を見せる。
宇汰「会えないって…どういうこと?帰ったら二人の様子もおかしかったし、話聞こうとしても話してくれないし…何が一体どうしたんだよ…」
「理由は私から話せない。……ごめん」
きっとみづきが都合良く話すだろう。は一言しっかりと謝り、物分かりのいい弦は少し沈黙を置いた後「分かった」と口にする。
弦「携帯番号は変えないから、何かあったらそっちから連絡くれ」
宇汰「弦、それマジで言ってるのか?!もう…会えないんだぞ。僕、そんなの寂しいよぉ…」
弦「時間が必要だってこともあるからな…。……、体調には気を付けろよ」
「……ん。そっちもね」
これ以上何も話したくない空気を察した弦に助けられ、階段をのぼり、みづきと一緒に寝ていた部屋の戸を開く。
…この場所で…。
「っ」
込み上がった感情を拭い、出していた荷物を急いでまとめる。ここから早く出たい。逃げるんじゃなくて決別するために。
弦「駅まで送っていくか?」
「ううん、大丈夫。…じゃあね」
弦「…おう」
宇汰「うぅ…。あとで写真送るから、番号…変えんでねぇ」
「…うん。宇汰ありがとう。二人とも元気でね。じゃ…」
二人の前でも感情を零すことはなかった。
なのにどうして…。