【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」
雄星には一人で来るように言ったはずだ。修復しようとしていた感情の皿が、また鋭く亀裂が見えてくる。
みづき「、雄星くんのこと責めないであげて?全部みづきが悪いの。みづきの方から誘ったの…」
みづきは淡々と理由を並べ、被害者面をしたように口元を手で覆う。
みづき「──近くに頼れるの雄星くんしかいなくって…。雄星くんに相談してもらってたら、どんどんどんどん…みづき…、おかしくなってなっちゃって…」
雄星「い、いやっ、違うんだ!俺が、先に手を出したんだ…!つい出来心というか…その、……ごめん!!この通り!!」
雄星は感化されたように口を走らせる。これは雄星の言葉であって雄星の言葉ではない。
みづき「雄星くんは謝らないで?みづきが発端なんだから…。、お願い。彼を責めないで…?女の子の友達…しかいないのに…ひどいことしちゃって…みづきってほんと馬鹿だよね。だからごめんなさぁい…ふぇぇん」
不意にたった一度だけ弦から、「アイツと付き合ってて不憫してないか?」と聞かれたことを思い出す。
最初は意味が分からなくて「なんで?」って聞いたら「アイツってそういう奴らだから」と言葉を濁されて、珍しく苦い顔をされたのを今でもハッキリ覚えている。
後味が悪くて宇汰に尋ねたら、ん~と考えて、あっと思い出したように「が来てからあの二人がセットで見かけることが多くなった!」と答えてくれた。