【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」
諸「ちゃん、試合に勝とう!君となら優勝できる気がする!」
「は…はいっ、精一杯努めさせていただきます…!」
諸伏の期待に応えるようには大きく頷いた。ストレッチ後、諸伏を中心に作戦会議を始める。
諸「一番要注意なのがテニス歴のあるゼロだ。ゼロは同期仲でも運動神経も良いし、頭も切れるし、少しヤンチャなところもあるけど何でも主席ですごい奴なんだ」
「へえ…そうなんですね」
諸「次に注意しなきゃならないのが万年2位の伊達だ。伊達は見ての通りガタイが良いから、左手でも強力な球を打ってくる。でも一番情に厚いヤツだからちゃんに対しては手を緩めるだろうし、ポジショニングを注意すれば全部俺がカバーする」
「はい」
諸「グラサンの松田と長髪の萩原はどっこいどっこいかな。松田は荒っぽいけど根は良い奴だし、たぶんちゃんにボールを打たせないコースを狙ってくると思う。萩原は基本的にゆるゆるだから、たぶんちゃんばっかりに緩いボールを渡してくると思う。良い球が来たと思ったら遠慮せずに打っちゃってね」
「わ…分かりました」
諸「ダブルスで一番大事なのはペア同士のポジショニングだ。対戦相手の返球可能範囲を分担するためのポジションを取り、次の攻撃をされないようなコースコントロールする。この2点が勝負のカギとなる。図を用いて、立ち位置の確認をすると…」
諸伏は勝つための戦略をレクチャーし、は頭に叩き込む。
軽くコートで打ち合って、コントロールもなかなかだと褒められたところで間もなく試合がスタートした。