【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」
諸「ちゃんの短距離ベストタイムって何秒?」
「公式戦のベストタイムが11秒96です」
諸「えっすご…。女子で12秒切るのって日本記録レベルだよな」
「まあ…中学の頃だったんでちょっとした有名人になりましたけどね。高校は大会出る前に怪我しちゃって、有名高校じゃなくて地元の高校選んで正解だったな~ってな感じで…」
諸「重圧とか色々あるからな。今でもたまに走ったり?」
「そうですね…。結局恐くて陸上部に戻ることはしなかったんですけど、完治してからは軽く走ったり……。全速力で走ったのは今日が初めてかもしれません」
諸「もしかしてあそこまで全速力で走ってきたのか…?」
「ええまあ…。サンダルの紐がちぎれて止められたって感じです」
諸「あぁ…嫌なことまで思い出させてごめん。俺、ちゃんのこと、もっと知りたいって思うばかりに…」
「い、いえ、謝らないでください。私が勝手に突っ走って転んで、諸伏さんに見付けてもらわなかったら多分……ずっと突っ伏してた気がしますから」
諸「ちゃん…」
ストレッチをしていると、の寂しそうな横顔をみえて諸伏はの両手を握った。