第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」

伊「ではこれより諸伏・嬢ちゃんペア対降谷・萩原ペアの試合を開始する。ジャンケンするもの前へ」



降「どっちがジャンケンするのかな？」

諸「ちゃん、お願い」

「分かりました」

「「ジャンケン…ポン！」」

降「あ…」

萩「お…」

諸「ゼロが…」

松「負けた…」

降谷にジャンケンに勝つと微妙な空気が流れ出す。

「…ぁの……」

伊「あぁ。コイツ、昔からジャンケンだけは負け無しなんだよ。な？降谷」

降「む。サーブとコート、どっちを取るんだ？」

諸「サーブ権で。ちゃん、やったね」

「でもなんか悪いことしちゃったみたいで…」

諸「いーのいーの」

諸伏がハイタッチを求めてきて、はパチッと遠慮がちに叩き合わせる。

「あ…萩原さん、降谷さん。よろしくお願いします」

萩「ちゃんにそんなキュートな笑顔向けられたら俺勝てる気ぃしないっ」

降「後頭部に気を付けろよ萩原」

萩「え。鬼がここに…」



伊「1ゲーム。プレイボール！」

諸「じゃあ行くよ」

伊達はホイッスルを鳴らし、諸伏は良い音のサーブを打ち当てた。

降「さすが際どいコースを狙ってくるな、ヒロ…！」

諸「そっちこそ…！」

（二人とも利き手じゃないのにすごい…！私も頑張らないと！）

向かい側にいた萩原と目が合い、ウインクされる。

諸「よそ見しない…！」

萩「うおっ…」

伊「フィフティーン・ラブ」

降「は～ぎ～わ～ら～」

萩「ごめんごめ～ん。今度はちゃんと決めるから」

その後諸伏・ペアが1ゲーム目を難なく先取した。