【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」
天文部の活動は夜のため昼できることは基本的にない。なのでほとんど星や惑星、趣味やガ〇ダムのことを喋ったり、自由に過ごしている。
けど初めてみた観望会の日、思わずその美しさに泣いてしまった。
普段何気なく見ていた夜空。それなのに美しくて儚くて綺麗で自分の悩みなんて小さなことなんだと笑ってくれるような、そんな夜空と仲間たちがいた。
「「「「「ようこそ、天文部へ!!」」」」」
その後は陸上部という肩書を残したまま天文部へ入部し、部長は「さらば諸君!」と後を託して逝って(卒業して)しまった。部活勧誘をして見ても誰も興味を示すことなく5人で活動継続。
女の子同士みづきと話すことが多かったけれど、弦と付き合っていると突然公言され、宇汰は写真部を掛け持ちしているとかで、必然的に雄星と二人きりで過ごすことが多くなった。
雄星「…、俺たちも付き合わね?」
「すごい軽いノリだね」
部室に入った時から雄星が普段と様子が違うのは何となく気付いていた。告白事態、みづきからは好意を持たれてると言われたことがあったのであまり驚きはしなく、雄星は時折言葉を詰まらせながら想いを伝えてくる。
雄星「…いま好きな人いないって聞いて、その俺…ちょっと、ぃや…結構前から気になってて……。あっ、は美人だし可愛いしモテるのは知ってる!こんな俺だしナシなら潔く振っていいからな!俺、返事待ってるとかそういうメンタル持ってねーし!」
は少し考えこむ。恋愛感情に疎く、雄星もまた無機質な意識したことがない異性の一人。
(みづきに後押しされてるし別にいっか……)
「いいよ」
雄星「えっ」
「付き合っちゃおうか」
深く考えず、そんな軽いノリで最初は好きでもない、雄星と付き合い始めたのが高校2年の夏の終わり頃だった。