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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」


──…楽しい3泊4日になるはずだった。

弦「じゃあ俺たちは観望場所を確認してくる。二人によろしくな」

「うん。この兵糧丸食べて元気になってもらわないと。またね」

宇汰「またでごじゃる~」

私たちは高校時代からの天文部仲間。
卒業後もこうして5人だけで集まり、コテージを借りて星の観望会に来ていた。今日は忍びの村と××館に行く予定だったのだが、××館は臨時休館日。

私の彼氏である雄星は体調不良で部屋に居残り。私の親友であり、弦の嫁であるみづきは、私が忍者に会えることをワクワクしてるのを知っており、看病を代わってくれる。しかしこの兵糧丸さえあればと、なんだかんだ彼氏のことが心配になり早めに帰ることを選んだのであった。

私は高校1年の時にアキレス腱断裂という大怪我を患った。部内では先輩たちより足が速く、中学でも賞を獲っていたため大会でも期待されていた。完治するまで半年、1年はかかると言われ絶望に陥った。
杖なしで歩けるようになったものの部活に顔を出す気にも慣れず、憂鬱と日々を過ごす。そんな時、高校の時に出会った同じクラスのみづきに「星に興味ない?」と誘われたのが始まりだった。

みづき「じゃ~ん。ここがみづきたち天文部の部室だよぉ〜」

「へえ…(こんなところに部室あったんだ…。)こんにちは…」

部長「なに、新入部員かね?!赤のリボンということは1年生だね!これで私が卒業しても安泰だ~」

「え…。(勝手に入部希望ってことになってる?)」

当校の部活動は幽霊部員を含め、5人以上いなければ廃部になってしまうシステム。部長だけが3年生で、みづきのほかに1年生の男子が3人いるというこじんまりとした溜まり場があった。

「あの……天文部?って何してるんですか…?」

天文部の存在だけでなく、部室があったという事実に驚き、本や写真を見ている姿をみて、一体この部活は何をやっているのだろうと思わず蔑んだような目で見てしまった。
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