【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第2章 僕のヒーローアカデミア✿爆豪勝己「花」
「てめェだろ!!?花クソ飛ばしやがったのはよォ!!!」
「ひィィッッ」
(絶対ワルい人だ!!殺される!!!)
吠え続けながら手の届く距離までズカズカ近付く男。は恐怖のあまり胸に手を置こうとすると…。
「妙な動きをしたら爆破するッ!!!…オイ、こっち向けェ……俺の質問に答えろ!!!」
「そ…そうです!!で…でも鼻くそじゃないです…ひいィッ!!!……ごっ、ごめんなさィィイッ」
男は花びらを警戒するように馬乗りになり、大きな手榴弾に腕を通したような手のひらをの顔面に翳してくる。
「てめェ…なにモンだァ、ぁあ゛?!名乗れクソボケェエ!!!」
「ひッ、ッ、ですっ!!す、すみません…ひィッッ!!!」
「?……どっかで聞いたことある名前だな。まあいい。この辺に住んでんのか、ぁあ゛?!!」
「そ…そうですッ、あ…あっちの、た、た…滝の…近くに……ひぃッ」
はいつその手から爆破は襲ってくるか分からない恐怖に怯える。涙は流さず必死に堪えて、男の拷問に耐える。
「…………案内しろ」
「え」
「二度も言わせんなボケェ!!さっきからヒィヒィうっぜェんだよッ、犯すぞボケがァア!!!」
「ひィィッ、ごめんなさいぃぃッ!!!」
恐さのあまり目を閉じると翳された影が遠ざかり、明るくなった視界を目にする。どうやら男は脅す真似を止めたらしく、馬乗りからも解放される。
「早く立て……」
「…え?」
数秒前とうってかわって急にしおらしい態度になりはキョトンとする。同じ目線が交わると今にも噛み付きそうな牙を見せ、慌てて声を上げる。
「ぶ「わっ分かりましたッ!!!いますぐ家にご案内します!!」
交戦していたもう一人の強面の人は拘束され、放置。どうやら他にお仲間さんがいるらしく、男はさっさと案内しろとのお尻を叩いた。