【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第51章 呪術廻戦✿夏油傑「家庭教師」
キスをされながら、下の口もクチュクチュ音を立てている。
傑くんの唾液を取り込んで、傑くんの男性生殖器も一緒に取り込んで一つになる。
想像するだけでいつもより感度が上がった。
「あはぁ…っ」
外に漏れないよう極力、声を抑える。
これは下に親がいるときでもやってきた。
最初、傑くんが言い出したときはバレたら死ぬと思って怖かった。
無理やりしてこなかったけど結局上手いこと口説かれて、その時に我慢できなくて、初めて傑くんの指を咥えさせられたのだ。
ベッドに座って下の口と上の口の両方に、傑くんの指がグチュグチュと這いまわった。
後ろから傑くんの指が暴れ回っておかしくなる。
何度もイケそうになったけどギリギリのところで緩められ、バレてしまう怖さよりもスリル感も快楽と化し、さらに頭がおかしくなる。
でも今日は、イカしてくれる指づかい。
下腹部が熱さの骨頂に差し、奔流を突いてくる。
「あっ、あっ、ああ、あふっ、……ぁ、イふぅっ──」
自分が予測するより遥かにクルのが早かった。
いままでどれだけ焦らされていたのだろう。
電撃が走ったように、とはいっても全然痛くはなかったけど、バチっと頭の中が真っ白になってリアルに戻ってきた。
傑くんが支えてくれなかったら、たぶん、後ろに倒れていた。
激しい息を整えていると目の前にいた傑くんの胸板に手のひらを滑らせた。
言葉には出せなかったけど、もっとシてほしい。
もっと触られたい。
もっと、もっと…、異常なほど傑くんのことが愛おしくなり、鎖骨まで撫で上げる。
「。最後まで、いい?」
見上げた先には、いまも昔も大好きな傑くんがいる。
はしっかり頷くと、傑くんは器用にタオルに隠していた避妊具の袋をやぶった。
「あ…」
「これがなきゃ始まらないからね。のことを大切にしたい」
傑くんなら何をされてもいいと思った。
けど、考えが浅かった。
──そっか。そうだよね。間違ったら赤ちゃんデキちゃうもんね。
赤ちゃんができる仕組みは詳しく分からないけど、エッチして、男の人の精液を受け止めてしまったら赤ちゃんができる種になってしまう。
傑くんはちゃんと考えていてくれた。