【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第51章 呪術廻戦✿夏油傑「家庭教師」
傑くんはなんて言おうと優しいのだ。
腕を回したの体が震えたことをすぐさま察し、頭を撫でながら口づけを落とす。
「ん、う……」
二度目のキスは離れてもまたすぐ口付けてきた。
イブの日は特別。
ずっと欲しかった傑くんの唇は心地よくて、繰り返して重ねるたびに感触を楽しむ口づけに変化する。
「……はあ、傑く、んん」
名前を呼ぶと興奮した傑くんは唇を貪ってきた。
傑くんに食べられている。
抱きしめる腕も、撫でまわす腕も、傑くんによってすべて愛されていく。
唇のあいた隙間から舌を出迎え、甘く絡めとって傑くんの気持ちよさにどんどん誘い込まれていく。
「へあ……ふ」
舌同士が触れると、傑くんの指を口の中に突っ込まれた時を思い出した。
舌を上手く使えるように口の中を弄りまわされ、あっちの予行演習をさせられているのかと思ったがキスにも十分応用できそうだ。
「傑く…、んう」
だんだん頭がのぼせてきた。
妄想のキスも気持ちよかったけど、こんなに身も心も溺れる気持ちよさだとは思わなかった。
触れ合う肌で幸せを感じられる。
求めあう唇を重ねて、傑くんの体に引き寄せられて股が開く。
「、声我慢できる?」
「ん。……たぶん」
「一枚内側に移動しようか。をこのまま離したくない」
湯冷めしないよう肩にお湯をかけられて、直接寒気に触れない洗い場に移動する。
ほんの少し寒さを感じたけど、傑くんがぬくもりのあるキスをしてくれる。
傑くんの指が下腹部に伸びて、内腿へと誘われる。
「にごり湯もトロミがあったけど、のここもトロトロだね」
「ちがっ、私のせいじゃ──」
「知ってる。今度はここに入りたい」
「んんっ」
傑くんの指が入ってきた。
入りたいってことは、たぶん、そういうことだ。
キスも、処女も、今日でぜんぶ傑くんのものになれる。
「傑くん……っ」