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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第51章 呪術廻戦✿夏油傑「家庭教師」


戻ってきた傑くんはテーブルに置いていた解答用紙を持ち、何事もなかったように階段を上っていく。
部屋に戻ると、ドッと肩から力が抜けた。

「ドキッとしたね」

「ドキッとじゃなくて、この世の終わりかと思った」

「そんなに?」

「乙女のハートはデリケートなの」

恋人になったのと性行為がバレるのはまた違う。
悪いことではないんだろうけど、まだ子供だから早いんじゃないか、とか、ちゃんと避妊しなさい、とか、親っぽいことを言われると思うとなんか腹が立つ。
分かっているし、傑くんも無理やりなことはして来ない。
私のことを想って触ってくれているんだな、ということはあの長いようで短い時間で伝わってきたからだ。

「。もう一回、脱がせていい?」

「っ、お母さんいるのに!?」

「がシたいならもう少し先に進みたいけど、30分経っちゃったからね。それは次回のお楽しみ」

「紛らわしいこと言わないでよ。もう…」

傑くんは「ごめんごめん」と軽く謝罪し、もう一回みられるのは恥ずかしいから後ろを向いて着替えさせてもらった。
何かしてくるんじゃないかと二度三度後ろを振り返って確認したけど、傑くんは手を出さないよと降参のポーズをして待機。
傑くんは目を逸らす気はなさそうで、背中で視線を感じつつホックを止めた。

二人きりになったけどエッチな流れにはならない空気感があり、傑くんは勉強机の椅子、はベッドに腰を預けた。

「あのさ」

「なんだい?」

「もし、平均点以上取れなかったらキスしてくれないの?」

「それはないね。けど、に平均点以上取らせるつもりで勉強を教える。自信がないって訳じゃないだろう?」

傑くんはこの先、キスしないのはあり得ないと真っ先に否定した。
今日の結果をみて、自分はやればできる人間だって少し自信が身についた。
赤点をなくしたとしても果たして平均点以上取れるかどうか。
どの教科も平均は60点台。
自分が高い点数を取れば平均点も上がるし、前回の絶望的な点数からどこまでのし上がれるかという不安材料も一つある。
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