【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第51章 呪術廻戦✿夏油傑「家庭教師」
そもそも独自のルールが多すぎて、ご褒美タイムは嬉しいけど30分しかないのは物足りない気がする。
だから「それなり」なのかも知れないけど。
「上、脱がせてもいい?」
「えっ」
「エッチなご褒美の続き、したいんだよね?」
「うっ」
グサッと棘のある言い方だ。
傑くんは「私は健全なご褒美でもよかった」と言い訳できるし、根っこは「キスしたい」「深く愛したい」ってことに繋がるのだろうけど、実は傑くんはすごくタチが悪い性格なのかも、と思い始めた。
「小さい頃はを甘やかしてばかりだったからね。本当の私はどういう人間なのか、色々試してみるといい」
試されるのは自分だと、は上の服を脱がされながら思った。
「好きだよ。」
シンプルだけど言われて一番うれしい言葉。
ここで夢の続きなら口付けを交わすのだが、キスはご褒美に含まれないため傑くんは耳元に顔を寄せて唇を当てる。
チュルっと唾液交じりの音がダイレクトに響く。
「…」
「んう」
傑くんが覆い被さって体重を掛けてきた。
はどうするにも経験がなくて、頭が回らず、ただ受け入れることしかできない。
触れあっているすべてが熱い。
呼吸や肌だけでなく、内側にある心も乱されていく。
「ん、んう…っ」
甘噛みしてくる情熱的なキス。
耳のとんがりから後ろ、耳たぶまで傑くんの熱くて柔らかい唇に可愛がられている。
その下で動く手は髪を撫で、二の腕をたどり、下着だけを身に着けている膨らみを揉んでくる。
「はぁ…。傑くん……、好き」
全身が甘く痺れたように震え、脳みそまで溶けてなくなりそうだった。
これが男女の営み。
傑くんは揉み込んでいたカップの中央を浅くつねった。
「あっ」
途端に乳首を意識させられる。
ブラジャーの上から敏感な突起をこすってきて、じかで触ってほしい気持ちと、感じすぎて脱がされたくない羞恥心が混同する。
傑くんの顔が少しだけ離れると「こんなに口付けているのに、君の唇が一番欲しいよ」と熱い息を吐きながらいった。