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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第51章 呪術廻戦✿夏油傑「家庭教師」


そうなればグウの音も出ない。
成績を上げるために頑張りますと言ってしまったし、1回勉強しただけで頭が良くなるとも思えない。
つまりはやる気の問題。
やる気がないからやりたくないし、口だけ「頑張りますっ!」宣言で今度悪い点数を取ったら傑くんとデートするどころじゃなくなるかも知れない。

そんなのは絶対にヤダ!!
高校生のうちに傑くんに貰われたい!!

「……分かった。やる」

「そうか。はいい子だね。追試は今週の土曜日にしよう」

「えっ!? 今日水曜日だよ!?」

ということは実質二日。
二日で8割。
傑くんは私を寝させないつもりか。

気が遠くなって思考停止に陥る。
それじゃあ傑くんと一生キスできない。
キスどころかその先へ進めないっていうことになる。
恋人同士になって健全なお付き合いで満足するカップルもいるだろうけど、傑くんの裸を見てみたいし、どんな風にキスをしてくれるのかとか、気持ちいい場所を探り合って、深いところまで身も心も繋がりたいのに……と淡い妄想が打ち砕かれる。

「。8割取れなくても、ご褒美をあげないとは言っていないよ」

「ご褒美あるの!?」

「頑張ったら頑張った分だけ、それなりのご褒美をあげるつもりさ。勉強も大切だけど、私の相手もしてくれないと妬いてしまう」

勉強時間に嫉妬する傑くん。
なんだか可愛らしくてキュンっとしてしまう。

「私のこと、ちゃんと好きなんだね」

疑ってなくても不安だった。
そこにちゃんと傑くんの気持ちを確かめることができて、余計なことを考えるのは止め、はようやく重い腰を上げた。

「勉強やる! まず、何から始めればいいの?」
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