【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第50章 ハイキュー✿西谷夕「チェンジ♻」
そういわれた矢先の放課後。
顧問の武田先生は東京での遠征合宿に参加できることを発表した。しかし……、
「来月の期末テスト、赤点の教科があった場合……遠征は物理的にムリですね、との教頭先生からのお達しです」
影山「ぐぬううッ」
日向「ぎゃああッ」
田中「ぐあぁあッ」
(東京の遠征か……。こりゃマズいことになった)
期末テストはそれほど問題ないだろう。
あっちの身体…というか、女子バレー部の方もたぶん夏季強化合宿とか予定しているはずだ。
遠征に参加できるけど西谷本人じゃないのは非常にマズい。かなりマズい。硬い表情で縁下や先輩たちを見やると似たような顔をしていた。
──…
それから縁下や先輩たち協力のもと、入れ替わり元通り作戦を決行する。
「あの……本当にここから転げ落ちるんですか?」
「大丈夫だ!俺がしっかり支えてやる!!」
「そっち私の身体だからね!?アンタの身体守ってどうすんの!!」
原っぱの急斜面の坂。
階段は固くデコボコしているから斜面で実行することに。
縁下「すごい絵面だな…」
坂の上にいる縁下は苦笑い。
怖がっている私に対して西谷は男気溢れている。
身体に手を回してくれるのは大変嬉しいのだが、内面の精神は西谷で、外面の肉体は私の大切な身体。
菅原「羨ましい感じだけどね。ぶつかったり、催眠術でも戻らなかった。あとは電気ショックもあるけど、まず一番近いこの方法も試してみる価値はあるでしょ」
同じく坂の上にいる菅原。
アニメとかドラマの方法をほかにも色々試した。
けれど戻らなかった。
澤村「おーい!こっちは準備できてるからいつでも良いぞぉ!」
東峰「痛そうだからあんまりオススメじゃないけど…。リラックスね~!」
坂の下にいるのは澤村と東峰。
坂の下が瓦礫とか沼があるとか危険な場所じゃないけど、受け止めてくれる態勢はバッチリ。
あとは躊躇する私の気持ち次第。