【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第50章 ハイキュー✿西谷夕「チェンジ♻」
先生と目があったらあてられて、黒板で問題を解いたらみんなに声を出して驚いて。
ますますピンチかもと思ったら…。
菅原「西谷~。昼飯まだ食ってないなら持ってきていいから、ちょっと顔貸してくんない??」
「……、」
昼休み。
眉毛を八の字に下げて手招きしているが、嫌な予感しかしない。
ご飯も喉が通りそうになくて部室に正座して座る。
だって、目の前には3年生組がいるのだ。
怒ったら超コワイとされる澤村先輩と、ヒゲの見た目だけで威圧感がある東峰先輩が。
澤村「叱るつもりで呼んだんじゃない。足崩して座っていいんだぞ?」
「い…いえ。思うように動けなかったのは、自覚しています…」
叱るつもりじゃない、前提を立てられたがそっちの方が何倍も良かった。
少々やらかしちゃってるところがあるが、クラスにうまく溶け込んでいる西谷。
それに比べて私は何もできちゃいない。
澤村「まあ…なんだ。単刀直入に聞く」
いったん呼吸を置かれる。
その間が息が出来なくなるほど胸が絞め付けられた。
委縮して、息を止めていたセイもあるけど。
澤村「──…女の、幽霊に憑りつかれたか…?」
「……、」
そっちの発想か。
そうきたか、と返し方に迷って固まってしまう。
東峰「どっ…しよう。急に怨念とか出てこないよね!?か、髪の長い女の人とか!!べ…別に貴女をどうこうしようとか言うんじゃなくてっっ」
菅原「落ち着け、旭…。西谷からは何も感じない…」
東峰「え!?霊感あるの、スガ!?」
菅原「何も感じないどころか、霊感ないから俺」
東峰「紛らわしいこと言わないでよっっ」
澤村「…で、どうなんだ?西谷……。いや、ほかに名前があるなら教えてほしい」
明らかに人格を乗っ取られることを疑われてる。
階段から落ちて、その衝撃で別の人格が入ったんじゃないかって。
半分あってるけど半分不正解。
(…どうしたものか…)