【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第50章 ハイキュー✿西谷夕「チェンジ♻」
大盛りご飯を食べきり、トイレに行きたくなる。
お風呂も入らなきゃならない。
「一応メールしておくか」
お風呂に入ります、とメッセージ送信。
すぐに既読が付いたけど。
「なんで私、こんなこと報告してんだろ」
我に返って恥ずかしくなる。
ヴヴっと携帯が震えると「俺もう入り終わった!!」との返信が。
「はあ!?もう終わったの!?ちゃんと洗ったんでしょうねェ!!」
リアクションを起こすと「あんま見るな、触るなって書いてあったからその通りにやったぞ!!」と、返信が。
「だからって早過ぎでしょ!!ここから私の家、何キロあると思って……。あ~もう!!ちゃんとスキンケアもしてよね!!あとリンパマッサージも!!」
そしたら「いま風呂場のぞいたら、おまえのとーちゃん入ってた」と返信が。
「ちょ!?なんで覗くの!?音聞きゃ分かんでしょ!!」
続いて「おまえのねーちゃん、最高だな!!!」と返信が。
一瞬、姉のなにが最高なのか考えてしまった。
気性が荒い私とは正反対に姉は割かしクール。
年が近いから口喧嘩もいまだにするし、正直いってどこが良いのか思い浮かばない。
「ん??大胆…ってそういうことか!!このスケベ!!!」
姉は外から帰ったら、解放されたかのようにいつも下着姿でウロウロしている。
下は膝上ルームウェア。
上は夏でも冬でもブラジャー姿。
「アンタもその姿でウロチョロしてないでしょうね!!?お姉ちゃんと一緒にしないでよォ!!?」
風呂に入ろうと思ったのに姉のやらかした姿。
裸族ではないのは唯一の救いだが、一人暮らしを始めたらもっと解放されるのではないかと身を案じる。
「はあ…もぉお~。ただお風呂入るって連絡しただけなのにィ!!」
考え過ぎて頭が痛くなった。