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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第50章 ハイキュー✿西谷夕「チェンジ♻」


一発KOしたのを良いことに、大人しくベッドに寝かせて縁下と冷静な話し合いをすることに。

「い、いいのか…アレは」

「猿知能がいたところで話は進まないわ。どうにかして、自分の身体を取り戻さないと私に関わる人すべてが不幸に成りかねない……」

考えるだけで頭痛がする。
これが夢だと思いたい。

けれど掴まれた腕はリアルなほど痛かったし、ビンタした手のひらも未だにジンジンしている。

「そうだな……。西谷に説明するのは話がまとまってからだ。まず、二人が入れ替わった原因…というか、瞬間っていうのかな。なにか、感じなかったか?」

「ううん、それが何も思い出せなくって……。そもそも何で保健室に寝てたのかさえ分からないんだよね」

いろいろ悩みごとがあって保健室の利用頻度は普通の生徒より多いと思うが、ここに来たまでの経緯がまったく思い出せない。

説明したいのは山々だが言葉がつまる。

「保健室の先生は今、会議中で席外してるけど…。先生の話によると、階段から落ちそうになったさんを支えようとして、西谷も一緒に落ちたみたいなんだ」

「え?……」

「発見当時、西谷が下敷きになっていて、その上にさんがいた。さんの班って、教室の掃除当番だったでしょ?」

「…うん」

そう言えばそうだった。

今週は、教室の掃除当番担当だった。
早く部活をしたくて急いでゴミを捨てに行って、それから階段を数段飛ばしてのぼっていた。

結果、急に前に出てきてのに対応できなくて…、

「うっわぁあああ、うそッ!!それじゃあ全部私のセイじゃない!!!」

西谷を咎める要素なんて何ひとつとしてない。
すべての原因を作ったのは自分自身。

それなのに思いっきりビンタしちゃった。

今もベッドで静かにご臨終している。
なんてひどいことを!!!
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