【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第50章 ハイキュー✿西谷夕「チェンジ♻」
「あっ!力がいるじゃねェか!!こいつを取り押さえてくれ!!俺の身体勝手に盗みやがっフグッ!!ヴ、グゴフフ~~!!!」
騒ぐなと言わんばかりに押し倒して口元を抑える。
絞られる腕が痛い。
バタバタさせる足で蹴られて痛い。
だがしかし、これ以上私の身体で乱暴な口を叩いてほしくないから痛みにも我慢する。
「お、オイ、西谷おまえ。いつの間に大胆な…」
「…縁下くん…。本当は気付いているんでしょ?ここまで来たら見ぬふりは許さない。見てしまったのだから一緒に巻き込まれてちょーだい」
「……、」
縁下の表情で不確かだけど察知された気がした。
割とまわりを見ているって印象で、冷静な性格をしているってことは知っている。
普段あまり喋ったことはないけど手助けしてくれるような気がして、協力することを半ば強制的に提案。
「えっと……まだ、確信に至ったわけじゃないんだけど。現状を整理するために、言っていいかな?」
「うん」
「それってつまり、中身が…入れ替わってる、ってことなのかな?」
「でしょう「──なンだとォオオオ!!!」
口元を抑えていた手を引き剥がされ、再び乱暴な口を叩く私の身体。
ああもう嫌だ。
ほんともう嫌だ。
「ねえッ!!私の身体なんだからそんな汚い口叩かないでよ!!キャンキャンキャンキャンうるっさいのよ!!!」
「なんだとテメエ!!!俺の身体返しやがれ!!!」
むくっと上履きを履かないまま立ち上がり、見下ろしてくる私の身体。
見下ろす視線はおおよそ10センチくらい上にある。
「あ゛あ゛??俺よりもデカい身体…。なんだこの膨らみ」
「ひィーぎゃァアアア!!!勝手に触らないでェエ!!!」
「はふっ。や…やゎ゛ブワごぉォオオッッッ」
肉に食い込むほど両手でひと揉みしやがった。
ふた揉みされる前に容赦ない平手打ち。
「ハッ!!私の身体!!!」
私の身体は再びベッドに倒れ、ピクッとしてから動かなくなった。