第49章 ハイキュー✿菅原孝支✖澤村大地✖東峰旭「隣兄３」

性癖に問題があるんだと孝支は明かした。

孝支「なんつーのかな。ヤったら面白そうだなって思ったとき、大地と旭の顔が思い浮かんだんだよ。この二人ならのことを大切にしてくれる…、もしがどちらかを愛してしまったとき、どんな反応すんのかな～って」

大地「俺らを利用して、の気持ちを試したかったのか…？」

孝支「う～ん…、それは多少あるかもしんないな」

旭「寝取り寝取られ…っていうの、あるよね。そういう欲求がある人がいるって…聞いたことある…」

大地「貸し出し妻とか彼女とか…ってヤツだろ？」

意味不明な欲求。

だが、孝支は寝取られ願望が強いのだと強く頷いた。
誰かも知らない相手ではなく、も知っていて、なおかつ…好意を抱いている相手。

色々と亀裂を生じかねない危険な香りが満載だ。

大地「スガ……。俺が思ってた以上に病んでんな」

旭「俺たちが逆に寝取り願望あったらどうすんだよ…」

孝支「だとしても、俺はのこと信じてるから。必ず俺じゃなきゃダメだって。ひどいお兄ちゃんだけど…は俺のこと、好きだろ？」

「うんっ！これが、ひどいことだって思わないけど、お兄ちゃんが一番大好きだよ…っ！」

そもそも思っていない、と口にするの奇人っぷりの発言。

愛されたい要素が強いのか、ただのプレイとしか思っていないのか…どちらにしても孝支との感覚は人並みにズレていた。

孝支「俺が病んでるってことが分かって、旭はをどうしたいんだ…？」

旭「…俺は…」

自分の元から離れないと絶対的な自信。
に精いっぱい想いを伝えところで、あの発言を聞くからに振り返りはしないだろう。

残るは…身を引くか、それを踏まえた上で抱くか。

横にいるを見やる。
もう一度、キスしたい。
生挿入はダメだけど避妊すれば何回でもを抱くことが許される。

…もう十分すぎるほど、答えは決まっていた。