【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第49章 ハイキュー✿菅原孝支✖澤村大地✖東峰旭「隣兄3」
けれど、のことをみて汚いとは思わない。
いま服の下に卑猥な言葉が書いてあっても、あの頃と同じく可愛いままだ。
旭「…ごめん…っ、守ってあげられなくて」
「え?…」
旭もまたに想いを寄せていた。
孝支に懐いているのは見ていてすごく伝わってきた。
見せてもらったアルバムにはいつも一緒に写っていて、それがこの上なく羨ましくて、でも…だから、孝支が兄以上の存在にならないと勝手に思い込んでいた。
旭「俺が、守ってあげなきゃならなかったのに…っ」
はもう犯されてしまった。
とても深い傷を負っている。
身体を労わるように抱きしめるともそっと、背中に手を回してくれる。
「私は十分すぎるほど、お兄ちゃんたちに守られてますっ。旭さんはもちろん、私の大切なお兄ちゃんです…!」
旭「っ…」
強く否定してあげたかった。
だけどそれ以上に強いシガラミを感じた。
赤ちゃんの頃から一緒にいた男だ。
のすべてを知り尽くしているだろう。
いつも部屋に遊びに来ているって自慢していたから、毎晩毎晩毎晩…体や心にひどい傷を負わしたんだ。
優しい言葉をかけて。
気持ちいいことだって教え込んで。
犯し続けて狂わせた。
旭「…ちゃんは、ほかに…大地のほかにヤったことあるの?」
「いえ…。お兄ちゃんが選んだ人じゃないとダメだって」
旭「え…選んだ人って……」
は孝支の女。
だから、すべての権限は孝支が握っているというような言い方。
大地の次に選ばれた…。
目的はなんであろうと嬉しいようでちょっと寂しい。
と初めて会った時、大地は「可愛い妹だな!」と妹的存在だと話していた。
大地と恋愛話をそんなにしたことはないし、あっても一方的に揶揄われるだけで、と会うたびに二人して可愛がっていた。
つまり、選ばれたのは「好き」「触りたい」「抱きたい」っていう好意が…孝支には筒抜けだったということになるわけだ。