【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第49章 ハイキュー✿菅原孝支✖澤村大地✖東峰旭「隣兄3」
そして、ようやく心の決心がついたように。
慎重な一歩一歩を踏み出す。
旭「あ…あの……急に、ワッ!!とか驚かさないでくださいね??俺も、えっと、あ…貴方も、ビックリすると思うので…ハイ」
慎重に慎重に。
クローゼットにゆっくりと手を伸ばす。
旭「あ…あの…それじゃあ、ゆっくり。ゆっくり開けるので…い、行きますね。3、2、1……」
メチャクチャ一人だけビビっている旭。
自分が仕掛け人のターゲットだというのにクローゼットにいる物陰に呼びかけ、ゆっくりと部屋の光を注いでいく。
旭「……ぇ、ぁ…足…?え、いや、えっ?!もしかして縛られてるの!!?だいじょ…──」
最初に見えたのが、滑らかな肌をした可愛らしい足裏。
とても男のものとは思えない華奢な足首。
肌色の部分が続くな~と膝あたりまでくると、肉体に食い込んでいる縄。
それを目にした旭は慌てて解放してあげようと扉を全開にし、腰を屈めた先には。
旭「ぁわ……っ……ごごごごごめんッッッ!!!見てないっ見てない見てないからぁあぁあ!!!」
「……」
目を丸くした旭は後ろに飛び退き、赤いメーターがあがりきってから手のひらで顔を覆い隠した。
背を向けず、ちょうど指のところが目のあたりを隠すあたり…、順調に男心を刺激していて成功の感触をつかむ。
「あの、」
旭「ごっごめん、みっ見てない、ぎ、ギリギリ見てないから、ご、ごめんんんっ」
「旭さんっ、あの…」
旭「あぁあうん、ごめんねっちゃんだよねっ。ごめんね。俺、ちゃんが入ってるの知らなくて、あいつらが勝手に開けろって、ごめんっ。やっぱり全部見たかも知んない、こんなんじゃお嫁さん行けないよね、本当にごめんよぉおお」
「旭さん…!」
旭「あ、でも、なんでちゃん裸──」
「こっちみて…?」
旭「~~~」
指の隙間からチラリ。
赤くした顔から視線はがっつりの裸体に注がれており、旭は抑えきれない荒々しい鼻息を鳴らしていた。