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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第47章 ハイキュー✿菅原孝支「隣兄」


どこに向かっているのだろうという不安。
そこに待ち受ける期待。

日中の日差しがまだ眩しくて、繋いでいる手だけじゃ物足りなくて、抱きつきたいけど出来なくて…。

「…。内股になってる」

「だっ…ってぇ…」

「おまんこ期待しちゃってる…?」

「……うん…」

「はは。このこと誰かに聞かれたらやべーな」

孝支は爽やかに笑い飛ばす。

けれど期待した身体は火照ったままで…、おまんこの汁がデニムにまで染みてるんじゃないかって気が気じゃない。

「ま……まだなの…?」

「あともうちょい。見えてきた」

「…え?……公、園…?」

そこにはアスレチックに夢中になっている子供がいて、ベンチに座っている大人の姿もあった。

小さい頃、よく遊んでいた馴染みの公園。

「え!?まって…!むりだよっ…!!」

「大丈夫だって。あそこのトイレ、使ってる人みたことねえし」

「トイレに入るの…!?」

「そ。家のトイレじゃまずいけど、和式のトイレなら思う存分できるだろ…?唯一できそうな風呂場っつっても親いるしなあ」

「そんなぁ……」

まさか外に連れ出されて公園のトイレで用を足すだなんて思わなかった。そもそも連れて行かれる場所もどこなんだろうと見当はついてなかったのだけれど。

「羽目を外す外さないはおまえ次第!ここで踏み止まったらたぶん…また当分かかるだろうな~」

「……」

触ってほしい。
イってみたい。
だけど、こんな公共施設でエッチなことをするだなんて…見られたり聞かれたりしないだろうか。

でも、なんだろう…。

期待してる自分がいる?
いけないことをしたい自分がいる?

…このまま孝支の手を離したくない。

だって触ってほしいから。
ぎゅっと握ると孝支が目を合わせて笑ってくれる。
その顔をみて、大丈夫だって安心する自分がいる。

イキたい。

「…行く」

「ん。じゃあ女子トイレのほうに入んべ」

「…うん…」

信じた手は離すことなく、人目を気にすることなくあっさりと女子トイレの個室に入ってしまったのであった。
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