【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第47章 ハイキュー✿菅原孝支「隣兄」
トイレに新しいパンツを持っていって、濡れたところにビデをあててトイレットペーパーで拭き取った。
洗面所で濡れたパンツを洗い、ヌルヌルしたものを除去するまで綺麗に証拠隠滅させる。ちょうど母が買い物行ってお留守のときで良かったと絞ったパンツを洗濯籠の下に隠した。
「ふう……。ジンジンおさまったぁ~。なんだったんだろ?」
後ろめたいわだかまりが胸の中でつっかえている。
でも何だかちょっとスッキリしていて。
新しい綺麗なパンツに履き替えたからだろうか。
「うん。蒸れてたら気持ち悪いし…。シャワー浴びたいけど後でいっか~…」
頭のなかに孝支の顔がチラつく。
「次、ずんずんしてきたらずんずん仕返してやる!ふぬっ………あ。でも、タマタマあるからどうなんだろ…。潰れちゃう?」
お股をぶつけて悶絶していた男子のことを思い出す。
地面にうずくまって脂汗みたいのを出してて、声にならない声で呻いていた痛々しい姿。
「ん~……。破壊力はないからダイジョブか」
要するに強い衝撃が問題なのだ。
ずんずんは問題なしと判断する。
は孝支に復讐することを心に決め、いつものように部屋に通い続け実行に移すときを狙う。
ベッドに寝そべってゲームをしていたら背後にまわってきて、はすっかり獲物が食いついたハンターの気持ちになっていた。
「……ん?ゲームはもういいんか…?」
はゲームの電源を切り、背中にいた孝支の方に振り返ってにやりと笑う。
「ずんずんっ」
「…は?」
「ずんずん勝負しよ…!」
キョトンとしている孝支。
ギラギラとした眼差しで復讐心に燃えている。
謎の擬音系の言葉とともにルールも分かっていない孝支は「?」マークを浮かべるだけだった。