【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第47章 ハイキュー✿菅原孝支「隣兄」
でも、この頃…。
孝支が頭を撫でてくるだけでなくて、ベッドに寝そべると胴体をこすれ合ったり、触ってくるようなスキンシップが多くなってきた。
「の二の腕はすべすべしてて癒されるな~」
「すべすべしてるんじゃなくて、ぷにぷにしてる~」
「さては頬っぺた膨らましてんな~。さてどんな顔してるか見てやろう」
胴体の下に通している腕。もう片っぽの腕は前にあるから、ふんわりと腕の中に閉じ込められているような状態。
首の横から顔をのぞかせてきて背中に密着する体温。
「あ。ほんとに膨れてやんの」
「むう~」
二の腕を触っていた手は頬っぺたをぐにっと挟んできた。
へんな顔になって耳元でクスっと笑われる。
そのほかにも脚のあいだに孝支の脚が入っていて、小さな攻防戦を繰り広げている。
「の体全部、柔らかくてヒンヤリとしてていいよな。絡んでる足もすべすべして気持ちいべ~」
「お兄ちゃん、くちゅぐったいよ~」
「蹴ったな~。許さんぞ~」
「お兄ちゃんが先に蹴ったんでしょ~」
「俺は滑らせただけ~」
「へりくつ~」
足の指同士を絡ませようとしてくる孝支。
すると逆に手の指を絡ませてきて。
「やった。腕とったど~」
「とられてな~い」
「いやいや取ってんべ。この状態で逃げられるか?」
「むう~……。関節はずれる」
「だべ?」
異様なほどの密着度。
夏だからよけいに暑くて、薄着だからよけいに素肌を感じてしまって。
解けない手の指も、絡ませようとしてくる足先も…だんだんおかしな方向に傾いてきた。