• テキストサイズ

【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第46章 僕のヒーローアカデミア✿心操人使「劣等感」



「っ……」

分かってくれ、と言ったつもりだった。

けど。
それでもはその表情を解いてくれなかった。

「ごめん、だから…っ」

「私って…そんなに頼りない…?」

「!」

「私は…人使くんを支えたいの!大好きだから並んで一緒に歩きたいの…!人使くんのこと、もっともっと皆に自慢して…いろんな貴方のことを、もっともっと知りたいの…っ」

「───」

俺は…バカか…?

俺はどうしようもないバカだ。
心配かけたくない、不安にさせなくないってずっと心ん中を無視し続けてた。
あの時だって、あの時だって…。
はちゃんと話を聞いてくれようとしてたのに!!

俺はが待ってたことを知らず知らずに遠ざけて傷付けていた。

「ごめんッ!!!」

謝って許されるモンじゃない。
俺のヘンなプライドや強がりのせいでの心をこれ以上、無視なんてできない。

正直、本当の俺を見られるのはすげーコワい。
だけど、と離れて行くほうがもっとツラい。

「ずっと俺……ふさわしくないと思ってた」

本心を言わなきゃ。
いつか解決してくれるんじゃないかって思ってたけど。

男として。
恋人として。
ヒーローとして。
色んな部分が足りなさ過ぎて、コンプレックスが山ほどあって。

「から告白された時はなんで俺なんだ、罰ゲームなんじゃないかってすげー疑ってた。俺も気になってたから嬉しくて、舞い踊って、また一周して夢かと思った。けどそれは現実で、周りから洗脳して付き合ってんじゃねーのとか、やらしーことしてんじゃねーのかって言われて、俺にそんなパワーもないのに溝にハマるような嫌な方向に考える時期もあった。それはと触れ合って多少乗り越えたけど…やっぱり、…格差があって、は俺を下になんか見てないのに…どうしても、そればっかりはどうしようもなく考えちまって…ッ」
/ 1227ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp