【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第45章 僕のヒーローアカデミア✿ホークス✖エンデヴァー「○○部屋」
「へえー!部屋全体が暗くなってる。雰囲気あるねー!」
ホークスのいう通り淡いオレンジ色の照明が照らし、癒し効果のある空間となっていた。部屋の真ん中にはマットレスが敷いてあり、オイルは棚に置かれてあった。
「ふーん。どれも外国製のオイルだ。これなんかが好きそうな匂いの気がする!」
「?」
蓋の口を近付けられ、はクンクンと嗅いで見せる。
「あ…。甘くてイイ香り!」
「でしょー。見たところコレが一番良さそうな気がする!ってなわけではこの使い捨てパンツに履き替えて?」
「え」
「え?」
「え…?私?」
使い捨てパンツを何気なく受け取ってしまったが、ホークスと互いの顔を見合わせる。エンデヴァーは黙ってそのコントを見ていた。
「いや…だってオイルエロよ?、俺ら二人相手できんの?」
「………」
「考えてなかったって顔だね。ここまで来るの、いっぱいいっぱいだった?」
ホークスのいう通りだ。
具体的にどうするとかこうするとか深く考えず、オモチャのことで頭がいっぱいだった。オモチャが怖くてオイルに逃げてきた。心境としてはそう言っても過言ではなかった。
「一から順に説明する?」
「必要ない!!」
「なら早いとこ始めよう。普通のオイルでもやることはエロいことだ。にエロいことしてこの部屋から脱出する…!!っていうのが脱出方法なんだけど」
「皆まで言うなぁッ」
セックスというのはつまり男女が交わること。一人でオイルを使っても出してくれなさそうな雰囲気。マットレスが一つしかない。アレは絶対あそこで寝ろ、みたいな無言の圧を感じる。
「うぅうー…」
「覚悟を決めよう!!」
「体力があるうちに決着を付けたい。此処には必要最低限のものしかない見当たらんからな」
それもそうだ。水もなければ食べ物もない。排泄スペースだって存在しないのだ。一刻の猶予も許さない状況ではついに覚悟を決める。
「後ろ向いててくださいね!!着替え終わるまで見ちゃダメですからね!!」
「へーい」
「うぬ」
二人が壁の方を向いたのを確認し、はヒーローコスチュームに手を掛けたのだった。