【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第45章 僕のヒーローアカデミア✿ホークス✖エンデヴァー「○○部屋」
すると突然エンデヴァーがズイッと顔を近付けてきた。
「ひッ」
「貴様はいつでも綺麗だぞ」
「うッ」
「エンデヴァーさん顔が近い!!」
「花よりもずっと綺麗だ。不安が拭えないのなら貴様の手をずっと握っててやる」
憧れの人からジッと見詰められ、胸がときめいてしまって指の隙間から出した目を背けられなくなってしまう。
「ちょっと待ってエンデヴァーさん!!口説いてんの!?」
「やるのは貴様だホークス。俺はオモチャの使い方など知らん」
「それは全然良いですけどね。手ェ握っちゃったら顔隠せないと思いません?」
顔を見られるのが恥ずかしいというの心理を突いたホークスは自分の顎を撫でた後、ジャジャーンと懐からアイテムを取り出した。
「これを付ければあら不思議!天才科学者が発明した…──」
「ただの目隠しだろ」
「最後まで言わせてくださいよーエンデヴァーさん。ほれやる。視界情報は遮ってもいいけど音だけは拾っといた方が良い。俺らの声、聞こえた方が安心でしょ?」
「……うん。ありがと」
暗闇に葬られて聴覚も失ってしまったら本当に絶望的だ。二人を信用してベッドの上にあがり、目隠しを付けると後ろから背中を預けるようにエンデヴァーの体温がピタリとくっ付いたことに気が付いた。
「エンデヴァーさん」
「心配ない。ずっと握っててやる」
「お願いします」
恐くて不安でたまらない。どんな恐怖が待ち受けていようとも隣りで感じようとしたこの温かさだけは知っている。ずっと憧れていた太陽のような激しい熱さ。
はエンデヴァーの太い指をギュッと握り返すと、前に座ったと思われるホークスがベッドを弾ませた。
「よっこいしょっと。それじゃあまず振動する奴から当てていこっか」
カチッ、ヴヴヴヴ
「!?」
「心配しないで?最初はそーっと軽く当てるだけだから」