【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第45章 僕のヒーローアカデミア✿ホークス✖エンデヴァー「○○部屋」
「うわー。部屋の真ん中のベッドとか明らかに挑発してんね」
ホークスが言ったように部屋の真ん中には大きなベッド。壁にはアンティークのように置かれたアダルトグッズの数々。立ち止まる二人に対してズカズカと部屋の中を進み、ホークスはオモチャの一つを手にとった。
「本当はさ、恋愛はじっくり口説きたいタイプなんだけどそうも言ってらんない。の覚悟、今ここで試させてもらってもいいかな」
「………」
するこということ全てが速すぎる男。は渋い顔して暫く考えこみ、悩んだ末にエンデヴァーに助けを求める視線を送る。
「俺は何もしてやれんぞ」
「分かってますけど…」
それでも何か言って欲しかった。
本音を言えば助けてほしいわけじゃない。
幼い頃から皆に慕われるオールマイトより、誰にも媚びないエンデヴァーに憧れて育ってきた。強くて格好良くて熱くて頑固な硬派で、最近はちょっと変わってしまったけどそれでも強く憧れてきたNo.1ヒーロー。
「私、」
「巻き込んでしまって面目ない」
「別に謝って欲しいわけじゃ…!!」
「貴様にも、両親にも、未来の倅にもだ。……俺は無力な上に何もすることが出来ない。望まない性行為は暴力と同じ。自分の醜さ故、あの扉を潜ってしまった。の身ひとつを犠牲にしようと浅はかな醜さ故にだ」
「エンデヴァーさん……」
少なくともエンデヴァーからはサイドキックとしてだけでなく、女性としても大切に扱われているんだと実感した。堅物らしい言葉だけど切羽詰まった心がやさしく救われた気がする。
「なにも自分だけが犠牲になったとは思いません。エンデヴァーさんだって大切な人はいるし、ホークスにだって」
「それは違う」
「え?」
「やましい気持ちがあったから閉じ込められたのだ」
「えっ?」
「ホークス。貴様は身軽だから後でどうとでもなる。だが俺が加わりたいと言ったら貴様はどうする」