第1章 sugar
そう言いながらにのは翡翠が座ってる椅子に近付いていく。
翡翠はキャーって騒ぎながら向かいの席に座ってる翔くんと相葉ちゃんに助けを求めてる。
そんなのお構いなしでにのは翡翠を捕まえた。
N「翡翠さん、ほら謝んないと。にのちゃん翡翠さんのこと捕まえちゃったよ?」
『い、いやだっ。...かずくんが悪いんだもん... 』
翡翠は負けず嫌いだからにのから顔を背けながら小さい声で反抗してる。
N「あーあ、にのちゃん優しいから翡翠さんにチャンスあげたのにー。残念っ」
そう言いながらにのは翡翠を抱きすくめながら右手で翡翠の脇腹をくすぐる。
『 やだ!ごめんなさい!!!かずくん!!!』
翡翠はくすぐられるのがすごい苦手だ。
オレと一緒。
苦手なのに負けず嫌いだからいっつもにのにからかわれてる。
N「ほら、ちゃんと言わないと。にのちゃん離してあげないよ?」
『 ひゃっ、ごめん、なさい。かずくんっ、、も、たんじょうびかい、!きてっくださいっっ!』
その言葉を聞くとにのは満足気に笑った。
翡翠は涙目で顔が真っ赤になっている。