第2章 gimme one more kiss
寝ていたら、微かに物音がして目が覚めた。
ぼーっとしてると携帯が鳴っていた。
たぶん翡翠だと思って電話に出る。
翡翠はなんかあるとオレに電話かけてくる。
どうしたんだろ。
O「どした?」
『 あ、ごめんね。寝てた?』
O「んや、夕方からずっとねてたから大丈夫」
『ごめんね、その、私今さとくんのマンションの近くで、』
O「わかった、とりあえず来いよ」
『あ、うん、わかった。今から行くね』
O「今どのへん?」
『えっと、実はエントランスにいたりして 』
O「わかった、じゃあ今開けるからおいで」
そう言って、解除ボタンを押すとちょっとして翡翠がオレの部屋に来た。
その表情はなんだかちょっと緊張してる様子で、オレもちょっとドキドキした。