第2章 gimme one more kiss
『///// さとくん、ずるいっ』
翡翠が昨晩と同じ女の顔をしてた。
つい、いじめたくなる。
O「かおまっかじゃん...」
『 だって、さとくんが...』
翡翠のほっぺたに手を伸ばしするっと耳に触る。
身をよじる翡翠にそのまま顔を寄せて耳元に囁く。
O「オレが、何?」
いつもより少し低めの声で囁くと翡翠は瞳を潤ませた。
O「はやく、おしえて?オレがなに?」
『 ....////』
翡翠はますます顔を赤らめ目を逸らす。
いつからこんな色っぽい表情出来るようになったんだろ。
O「おしえてくれないとわかんねーよ?」
翡翠の目を覗き込んで聞く。
いつもはこんな意地悪しないのに、ゾクゾクするこの感じを自分で止めれない。
『 ////、さ、さとくんが急にドキドキさせるこというから....』
そう言いながら上目遣いでオレを見る。
ドキドキさせてんのはどっちだよ。
O「ばか」
そう言ってオレは翡翠に覆いかぶさった。