第8章 運命共同体
「なによじゅんちゃん?一緒にお風呂はいっちゃう?」
なんてチョーシのいいこと言ってみる。
もちろん期待なんて無しに、からかい半分。
「なーんてね!松潤ライブだって一緒に入れてくんないもんね」
松「……べっ、別に…いいけど」
なんて、食い気味なのに小声で答えるからほんとにチョーシに乗っちゃいそう。
「え、ほんとに…いーの…?」
松「自分で聞いたのに?何言ってんの?」
ふつーのフリして笑ってるけど
首に手持ってく癖知ってんだよ?
めっちゃくちゃ照れ隠ししてんの。
「じゃ、はいるか〜!その前に松潤ブランドもう一杯!」
松「ふふっ、なにそれ。ホットでいい?」
「はい!もちろんです!よろしくお願いします!手伝います!」
もちろん、なんでもいいよ?松潤が入れてくれるなら、なんでも。
松「じゃあキッチン行くか」
「れっつごー!」
松「はいはい、ほんと元気なんだから」
「あっひゃっひゃっ」
ふつーに会話、できてる?よね?
獣の顔、してない?よね?
会話だけで気持ちが抑えられないなんて、こんなことあるんだ。