第8章 運命共同体
相「じゃ、俺もつーくろ。」
…はい?
「え、何言って、お客さんなんだから座っててよ!」
相「えーだってせっかくなら一緒に作った方が美味しいし早くない?」
「いや、でも……」
そりゃ、そうかもしれないけど…
そうやって何気なく相手を気遣えるとこも。
相「俺だってマナブで鍛えたんだから!おにーちゃんに任せなさいっ!」
自分のことなんて構わず相手を甘やかすとこも。
相「ほーら、ね?やるよ、じゅんちゃん笑」
そうやってくっしゃくしゃの顔で笑ってるとこも。
ほかの色んなこともぜんっっっぶひっくるめて
自分の思い、
気付いちゃったから……
「…ん、ありがとう。おにーちゃん。」
せめて気持ちがバレないように俺もくっしゃくしゃの顔で笑ってやる。
この幸せな時間の為に。
なんでもないように。いつも通りに。
松本潤、やる時はやるっていったでしょ?
そのまま2人で簡単につまみを作っていざ、実食。
片手にはワイン。
目の前にはアルコールで火照った相葉くん。
仕事の話もプライベートの話も、溜まりに溜まった色んな話に花が咲いて。
相「いや〜久しぶりだとほんとに話尽きないよね笑」
「うん、確かに笑」
そう言えば今日って相葉くんの車で帰ったよな…
相「よし、んじゃそろそろクールダウンしつつ片付けて寝る?あ、でも枕投げしたい…むむっ」
あれ……
もしかして、もしかしなくても
墓穴、掘りました?