第7章 ひこうき雲
- Sside -
カズに申し訳ない、と思いながら急ぎ目に仕事を終わらせるといつの間に部屋に来たのか俺と揃いのスウェット姿のカズがこちらを見ている
「えっ…あ、ごめん…」
全く気が付かなかった……
集中すると周りが見えなくなふ悪い癖…
そのままカズはこちらへ来て椅子ごと後ろから抱きしめてくれる
ニ「ふふっ…いいのよ翔さん。もう終わりそ?」
「うん、やっと終わったよ…俺もすぐ風呂入るね?」
ニ「ううん、お疲れ様。」
明日あるとは言え、さっきキスをしてお預けになっているのでもう我慢の限界…
それでも汗をかいた体を少しくらい綺麗にしたいので早く風呂に入ってしまおうと椅子から立とうとしたら
もう…ムリ…
そう耳元で囁かれ、俺は次の言葉を発する間も与えられずにその口を塞がれてしまう
「んぁっ…ふぁ、まっ…風呂…んぅ…」
「風呂なんて、後でいい……んっ…」
キスをしながらも心ばかりの抵抗を試みるが後ろからがっちり捕まっていて動けず…
それどころか、最初から動く気なんてなかったんじゃとすら思えるほどに少し開いた唇の隙間から舌が入れられそのまま俺の口内を舐められる
そのままカズの舌を追うように俺も舌を絡ませてお互いを貪る