第1章 秘密の時間
適当に自販機で飲み物を購入して楽屋に戻ると、今度のツアーについての話をしている松潤と翔くんがいた。
って、もうそんな時間経ったの?!!?
自分の時計と楽屋の掛け時計を見比べると、どうやら楽屋の時計は壊れていたらしい……
松「智さん、おはよ!」
櫻「おぉ、噂をすればじゃないですか。おはよー。」
「まちじゅん、翔ちゃん、おはよ~。…、噂って?」
松「今ちょうど振り付けの話してたんだよ。あと、今日も噛んだね。」
櫻「ねー。」
いやいや翔くん。ねーって。首傾げながらねーって。
松「いやwww翔くんwww『ねー』ってwwwやめwww」
なんてのんびりしてると、ニノと相葉ちゃんが楽しそうに楽屋に入ってくる。
相「あ、おーちゃん来た!」
呆れた顔をしてニノがこっちを見て
二「もうみんなメイク済ませちゃったよ」
なんて言うので、素っ頓狂な声を出すとニノの笑い声を後ろ手に聴きながら急いでメイクに向かっていった。
くっそー…
あいつ今夜、絶対寝かさねぇ……
そして収録は順調に進んでいたのだが、何やら機材トラブルが起きたらしく一時中断。
しばらく時間がかかりそうなので楽屋に戻ることになり、携帯を確認すると数件メールが入っていた。
ニノと翔くんから1件ずつだったので軽く読みつつ時間を潰していると、スタッフさんに呼ばれて収録は再開した。
あと数時間すればまたあの続きができる……
そう思いながら……