第3章 君との距離、あと5センチ
- Oside -
相葉ちゃんめ…、あんなに怒んなくなっていいだろーに
つか、元気な時に呼びたかった
なんて考えていたらニノから電話が来た。
ニ『おーのさん、生きてます?相葉さんもういる?』
『かってに殺すなよな~うん、来たよ』
ニ『そですか、よしよし…。あ、まかり間違っても押し倒したりしないで下さいよ?びょーにんさん』
『…………頑張ります。』
いつからかは正直あまり覚えていないけど…
俺は相葉ちゃんのことが一人の人間として、男として、好きだ。それも、恋愛的感情で…
その相談をニノにだけしている。
相変わらず勘のいい男だと思う。
俺が雅紀を意識しだしたことを感覚的に察知したんだとか…
ニ『まず失敗することは無いだろうけど………((ボソッ』
『ニノ?何か言った?考え事してた……』
ニ『いーえ!お大事にしてくださいね!!ってだけ』
『おう、ありがとうな。みんなにもよろしく…』
ニ『はーい。では、相葉さんに元気もらってください』
そう言ってニノは電話を切った。
はぁ…どーすっかな…
告白するか否か
何度か勇気を出そうとしたけれど、嵐というグループの一員であることを考えたり男同士であることを考えるとどうしても地団駄を踏んでしまい前に進めずにいる。