My Dearest ♡【R18名探偵コナン短編集】
第2章 このまま二人で堕ちていこうか【黒羽快斗】
俺が今必要としてる人は、世界中の誰でもなく、青子でもなく、まどか、お前だった
馬鹿だな俺
今更気づくなんて
「…俺も好きだよ」
何分たったんだろう。まどかはずっと俺の胸で泣いていて、これがあれから第一声にでた言葉だった。
外はもう暗くなっていた。
まどかは空耳だと思っているのか、固まっているが一瞬泣き止んだ
「俺も…まどかが好きだ。誰よりも大切に思ってる。…ごめんな、今まで苦しい思いさせて。」
「でも青「俺はまどかが好きだ」
まどかがまた泣き出した。
「もう泣くなよ…な?」
まどかの右目から溢れていた涙を手で拭う。
「…私たち…両思い…なの?」
涙目で真っ赤になった顔で言われる。
思わずドキッとする。
可愛い。
こんなにまどか可愛かったっけ。5年前はまだ子供だったのに。
あとさっきから上に乗られてるお陰で胸が当たってる。
何も考えられず唇をまどかに向けキスをした。
びっくりして照れた顔がまた可愛い。
この時には、コイツが俺の妹なんてことを完全に忘れていた。
ただただ、目の前にいる小さくて華奢な女の子が可愛くて、可愛くて、泣き顔をみてはもっと泣かしてやりてぇとか思ってしまって。
気づけば形勢逆転、俺がまどかを押し倒していた。