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葬儀屋の彼と死神の私

第5章 約束…


「それと…坊ちゃんとラベンナ様は外で待っていてください。絶対に中を覗かないでください」威圧の入った声でそう言ってきた。
ー私と伯爵は外に出て数秒間待っていたら…
「ぎゃーはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっwwwうはwwウヒャヒャヒャwww笑いwwwブフォwww」葬儀屋の笑い声が店の外にまで響いてきた。
(な、何をして笑わせてるの…すごい気になる…)私はそう考えながら伯爵店のと中へと入っていった。
「流石執事くんだね〜ブフォwヒッヒッwww」葬儀屋の声が耳に入った。
「払うものは払った!さぁ!言え!」伯爵が葬儀屋に向かってそう言った。

ー葬儀屋が情報を話していく。私は黙って聞いているだけ…手伝ってないから全てが初耳。

「それと伯爵…そろそろ小生に返してくれないかな?」葬儀屋の手が私の肩に置かれた。
「はぁ…僕はまだ…」伯爵の声が止まるとセバスチャンがボソボソと話す声がした。(聞き取れないけど…泣)
「仕方ない…返してやる…」伯爵がそう言うと私の口元は笑っていた。

ー恐らくセバスチャンのボソボソは伯爵を納得させる内容だったのだろう。


「ヒッヒッ…クロウがいない間店の中は少しばかり寂しかったよぉ〜」葬儀屋の口から出てきたセリフに驚いて「え?」と声を漏らしてしまっていた。
(アンダーテイカーが…寂しがってた?)私は驚いてたため固まってた。
「だから、小生と約束してくれるかい?もう、一人で伯爵達にはついて行かない…と約束してくれるかい?」葬儀屋が私の頭を撫でながら言ってきた。
「はい…約束します…」私はそう言って葬儀屋に微笑んで見せた。

ー葬儀屋(アンダーテイカー)にとってクロウはすっかり大切なものになっていた。
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