第4章 アンダーテイカー
ー翌朝ー
(ん〜よく寝た…そろそろ起k…)
ー身体を起こそうとしたが何かにガッチリ固定されてて動かないし動けない。
(何に固定されてんだよ私?!)私は恐る恐る自分の身体を縛ってる物に触れた。
(ん?すべすべ…ちょっと冷たい…?これって…)私はすぐに理解した…
「アンダーテイカーーーー!!」私は葬儀屋の腕を掴みながら大声で言った。
「んぁ?おやぁ〜もぉ〜起きたのかい?」葬儀屋の寝起きの声が耳に入ってきた。
「やっぱりお前か…アンダーテイカー…なんで私の布団にいるの?」私は声のする方に顔を向けて言った。
「いや〜クロウを起こしに来たんだけどねぇ〜寝顔を見ちゃったら小生も眠くなっちゃってねぇ〜?ヒッヒッ」葬儀屋が私の布団から立ち上がるのが分かった。
「自由だな…アンダーテイカー…」私は苦笑いしながら言った。
「ヒッヒッ…それより、出かけるから早く着替えておいで?」そう言って葬儀屋が部屋から出る音がした。
ー私は素早く着替えて葬儀屋へと足早に向かった。
「おやぁ?髪の毛は結わないのかい?」葬儀屋が私の解けた髪に触れながら言ってきた。
「いや、見えないのにどう縛れと?」私は葬儀屋の声のする方に身体を向けた。
「なら、小生が結ってあげるよ〜こっちにおいで」そう言いながら葬儀屋は私の手を引いて椅子に座らせた。
「はい、できたよぉ〜」葬儀屋がそう言う。
「ありがとう…(見えないけど…)」私はそっと結われてる髪に触れた。
ー三つ編みだが花飾りがいくつも飾られている。(簡単な例えディ○ニーのラ○ン○ェル)
葬儀屋は私の手を引きながらロンドンを歩いてる。
「クロウ…写真屋があるけど写真撮るかい?」葬儀屋が意外な提案をしてきた。
「え?いや、盲目の私と撮っても…」と言うと「小生は盲目の時のクロウと撮ってその後目が見えるようになった時のクロウと…って感じで撮りたいんだけどなぁ〜」葬儀屋が私の目元を撫でてきたのが分かった。
「分かった…撮ろう?」私がそう言うと葬儀屋が写真屋の扉を開けて私を引きながら中へと入る音がした。
「いやぁ〜良い写真が撮れたよ〜」葬儀屋が言う。
「私は見えないから…見えるようになったら見せて?」私がそう言うと「ヒッヒッ…いいよぉ?でも、今度は目が見える状態で写真撮ろうねぇ〜」と葬儀屋が言った。