第3章 『待てない、彼』 観音坂独歩 R18
「下、脱いで。」
私の愛液で濡れた指を舐めながら独歩は私に言う。
まるで私が断らないことをわかっているかのように平然と言い放つ。
悔しい、けれど、快感に焦れた体は独歩の言うことを従順に聞いてしまう。
膝までストッキングとパンティを下げると片足だけヒールを脱ぎ、つま先まで全て脱ぐ。
反対も脱ごうとしたけれど、それを制止され独歩の膝に座らされてしまう。
肉棒にはいつのまにか薄い膜が張られ、私の臀部にぺちぺちと当てられている。
「自分で入れてよ。」
耳元でぽそりと呟かれた言葉。
私は一度下ろした独歩の膝の上から腰を上げ、足を左右に開く。
そして自転車のサドルに座るように独歩の足を跨ぎ、腰を下ろした。
声が出ないようにとゆっくり腰を下ろすが、独歩はそれが気に食わなかったようだ。
私の腰を掴むと一気に根元まで腰を落とした。
はふ、と息が漏れ、ふるりと体が震える。
私が快感に耐えている間に、独歩は私のシャツのボタンを外し、胸を露出させていた。
けして大きくない胸の色濃いところを避けながら揉みしだく、少しカサついた大きな手。
一気に飲み込み、強張っていた体の力が少しずつ抜けていく。
「動くぞ。」
言ったか言わないかのタイミングで動き始める独歩の腰。
激しい上下運動に甘い声が口から漏れ出した。
声が出そうになるのを必死で抑えるために口元を両手で抑えたからか、余計に抜き差しが激しくなる。
まるで馬に乗っているかのように突き上げられ、快感が止まらない。
奥の奥、子宮口に何度も亀頭が当たり、気持ちよくて目眩がしそう。
「っ…ふぅ……んんっ!」
必死で耐えるけれど、その合間に胸の頂や下腹部の茂みに隠れた肉芽を捏ねられ頭が真っ白になる。